swampの忘備録

エンジニアが、情報系のイベント行ったときとかプログラミングなどの情報工学について忘備録として書くつもりです。

Windows10でFlutterをインストールして使えるようになるまで

 Windows10でFlutterをインストールして使えるようになるまでの手順をまとめてみました。久々に技術系の記事を書きます。

環境構築

Windows install - Flutterに従って、Flutterの環境構築を行います。

前提として、Windows PowerShell 5.0以降、Git for Windows 2.xが導入されているものとします。

FlutterSDKのダウンロード

まず、上記サイトにアクセスして、FlutterSDKをダウンロードします。以下の青いボタンを押してSDKをダウンロードします。

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その後、ダウンロードしたzipファイルを任意の場所で解凍(C:\Program Files\以下などはダメだそうです)

解凍したflutterフォルダの「flutter_console.bat」を実行して以下のような状態になればOKです。

Windows によって PC が保護されました」という青い画面が出てくる場合もありますが、無視して詳細情報を押し実行して問題ありません。

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flutter_console.batを実行した結果

Pathを通す

コマンドプロンプトPowerShellなどでflutterコマンドを使うために、Pathを通します。

「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」で環境変数の設定画面を開きます。

環境変数「Path」に「解凍したflutterフォルダのPath¥bin」を入力してOKを押してください。

 

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環境変数設定画面

flutter doctorを起動する

コマンドプロンプトなどのコンソールで「flutter doctor」を実行します。

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flutter doctorの実行結果(1回目)

たくさんエラーが出ているので1つ1つ解消していきます。

Android Studioをインストールする

Download Android Studio and SDK tools  |  Android Developersから最新のAndroid Studioをインストールします。

ダウンロードしたexeファイルを実行すればAndroid Studioが導入できます。

そして、Android Studioを起動します。

もし、Proxy環境で起動する場合は、以下のサイトを参考にして設定してください。

qiita.com

「File」→「Settings」→「Plugins」を選択し、検索窓に「Flutter」と入れてください。

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flutter Pluginの追加

先頭に出てきている「Flutter」のinstallボタンを押します。

指示に従えば、Flutterのプラグインをインストールすることができます。

そして、「flutter doctor --android-licenses」をコマンドプロンプトで実行してください。

Proxyの設定

Proxy環境で動かす場合は、Proxy設定を行う必要があります。

コマンドプロンプトで以下のように設定します。

$ set http_proxy=username:password@hostname:port
$ set https_proxy=username:password@hostname:port

つまったところ

基本的に各環境で出てくるエラーは違います。

例として私の環境でflutter doctorして出たエラーを紹介します。

[!] Android toolchain - develop for Android devices (Android SDK version 27.0.3)
    X Flutter requires Android SDK 28 and the Android BuildTools 28.0.3
      To update using sdkmanager, run:
        "C:\Users\ultra0\AppData\Local\Android\sdk\tools\bin\sdkmanager" "platforms;android-28" "build-tools;28.0.3"
      or visit https://flutter.dev/setup/#android-setup for detailed instructions.

このエラーは、今、Android SDK version 27.0.3だからAndroid SDK version 28.0.3にインストールしなさいということです。

「File」→「Settings」→「System Settings」→「Android SDK」→「SDK Tools」を選択します。

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Android SDKno

「Show Package Details」に☑を入れ、Android SDKの28.0.3に☑を入れます。そして、OKを押しインストールを開始します。

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Android SDK28.0.3を選択する

また、「File」→「Settings」→「System Settings」→「Android SDK」→「SDK Platforms」を選択します。

上記と同じように「Android 9.0」をインストールします。容量に余裕がなければAndroid 9.0の上2つの項目だけでも構いません。

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Android9.0のインストール

詳しくはこちらのページもご覧ください。
SDK Managerを使ってSDKおよびSDK Toolsを追加でインストールする | Androidプログラミング入門 | JavaDrive

動作確認

Android Studioを開き、File→New→New Flutter projectでflutterのプロジェクトを開くことができれば完了です。

途中以下のような画面が出てきます。Flutter SDKの欄には先ほどインストールしたPathを入力してください。

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以下のような画面が出てくればOKです。
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詳しくはこちらのページもご覧ください。
Android StudioでFlutterを使うための設定手順 - KOKENSHAの技術ブログ

Androidエミュレータの構築

動作確認を行うための、Androidエミュレータを作成します。

「Tools→ADBManeger」をクリックすると以下のような画面になります。

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ADBManeger

まず、Nexus 5Xを選択し、「Next」を押します。
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その後、ダウンロードされているAndrtoidのバージョンを選択して「Next」を押します。
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そして、次の画面でFinishを押しエミュレータを作成します。

その後、ADBManegerで作成したエミュレータをダブルクリックすることでエミュレータを起動することができます。
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